ダイエット効果あり!? 管理栄養士が解説します！ファスティングで体内の大掃除を！

人間は食べる事で栄養を摂って生きています。

しかし食べる事が必ずしも健康という訳ではなく、食べ物を口にしない時間を長く取る事で多くのメリットがあるという事が明らかになっています。

それがファスティングです。

体内の大掃除にもなるファスティングについて、日本橋茅場町イートレパーソナルジムの管理栄養士が解説致します！

ファスティングとは

Fasting（ファスティング）とは、断食という意味であり飲食行為を断つ事です。

ダイエット目的でファスティングに興味を持つ方も多いのではないでしょうか。

向き不向きはありますが、ファスティングによってアレルギーの改善やダイエット、風邪をひきにくくなるなどの良い結果が多く報告されています。

ファスティングのメリットとデメリットをご紹介致します。

・ファスティングのメリット

・ファスティングのデメリット

 

ファスティングのメリット

• 肝臓・腎臓などの消化に関わる臓器を休ませて元気にする
• 排泄機能・新陳代謝の働きをよくする
• リバウンドの起こりにくいダイエットができる
• 嗜好品などによって鈍っている味覚の改善

 

ファスティングのデメリット

• 間違った方法や体質によってはストレスが溜まる
• 溜まったストレスによってドカ食いに走ってしまう
• 空腹を感じる事で仕事などに支障をきたす恐れがある

 

 

ファスティングのしくみ

現代人の多くは普段から身体の不調を感じています。

これらの不調は、実は“食べ過ぎ”が大きく関係しているとも言われています。

体の不調を改善できるのもファスティングの１つの効果です。

・ファスティングの歴史

・オートファジー

・ファスティングの効果

 

ファスティングの歴史

そもそも日本に1日3食の習慣ができたのは江戸時代からです。

それまでは1日2食で労働中は食べ物を食べていませんでした。

人間の体のしくみは、人類が誕生してからほとんど変わっていません。

人間の体はもともと、飢餓状態に備えて体の中に栄養を蓄えて利用する仕組みが備わっています。

しかし、栄養の摂り過ぎに対応するしくみはまだ不十分なのです。

つまり栄養の摂り過ぎにより肥満・糖尿病・高血圧・脂質代謝異常・がんなどの疾患を起こす事は、当たり前と言っても過言ではないのです。

 

オートファジー

ファスティングによって注目されているのがオートファジーです。

古くなった細胞を内側から新しく生まれ変わらせるしくみの事です。

細胞は主にタンパク質で作られており、年齢とともに古くなったり壊れたりしてきます。

使えなくなった細胞は体の外に出されるのですが、体に残ってしまった古い細胞が体の不調や病気を引き起こしてしまいます。

オートファジーにより不要なタンパク質は分解され、新しいタンパク質が作られます。

オートファジーは栄養が十分な状態では働いてくれない為、ファスティングによる飢餓状態が必要になるのです。

 

ファスティングの効果

内臓を休めて体をリセットするには、最低でも12～16時間は必要だと言われています。

この12～16時間のファスティングによる効果は、内臓の消化・吸収・解毒・排泄機能が高まり、腸内環境を改善してくれる事で免疫力をアップさせます。

また血液と血管もきれいになります。

体内の余分な脂肪もエネルギー源となって使われる事で、体脂肪が減少します。

オートファジーの活性化によって細胞が生まれ変わり、体の不調だけでなく老化も改善されるという嬉しい効果ばかりなのです。

 

 

身体に良い食事の方法

食事の間隔や方法により、身体にもたらす効果は違ってきます。空腹時間の違いによってどのような効果があるのでしょうか。

・空腹時間が短く身体に不調を与える食事

・空腹時間が長く痩せる食事

 

空腹時間が短く身体に不調を与える食事

• 間食を含めて１日６回程度食べる
• 朝食を抜く
• 深夜に食べる
• 高脂肪・高血糖の食事を摂る
• 食事時間が短い

 

空腹時間が長く痩せる食事

• １日2～３食
• 朝食を食べる
• 夕食は16～17時が望ましい
• 深夜に食事をしない
• タンパク質を積極的に摂る
• １日12～16時間は空腹時間を作る

 

 

ファスティングのまとめ

今回はファスティングの仕組みや効果をご紹介致しました。

飢餓状態を乗り越える為には植物性酵素を飲む方法もあります。

ファスティングに慣れてくると体の軽さが気持ちよく、クセになっていくそうですよ。

興味のある方は一度試してみてはいかがでしょうか。

管理栄養士がファスティング実践方法を紹介します！