管理栄養士監修！野菜ジュースって体に良い？悪い？今日から始める野菜生活

食事ではなかなか十分に摂る事が難しい野菜ですが、皆さんはどのように野菜を摂っていますか？

野菜を手軽に摂る方法のひとつに野菜ジュースがあります。

でも野菜ジュースって野菜を摂っている事になるのでしょうか？

そんな疑問に管理栄養士がお答えします！

 

野菜ジュースの栄養

野菜の栄養を毎日摂る為には、野菜ジュースを飲むと効率的に補う事ができます。

しかし、野菜と野菜ジュースの栄養とでは少し違う点があります。

では野菜ジュースの主な栄養についてご紹介致しましょう。

・βカロテン

・リコピン

・ビタミンC

・食物繊維

 

 

βカロテン

体内でビタミンAに変換される栄養素です。

皮膚や粘膜の健康維持、細胞の増殖などに重要な役割を担っています。

人参やホウレン草などに多く含まれており、野菜ジュースなどの加工品は生のままよりも1.5倍吸収率がアップします。

 

 

リコピン

美容や健康面でも注目されているリコピンは、強力な抗酸化作用に加え、動脈硬化の予防や血糖値を下げる作用、美白効果など様々な効果があるといわれています。

トマトやスイカなどに含まれる赤い色素がリコピンです。

リコピンは、野菜ジュースで摂る事で生のままの状態よりも3.8倍も吸収率がアップします。

 

 

ビタミンC

ビタミンCは肌のハリやシミ予防などの美容効果が高いだけでなく、免疫力アップやストレスに対する抵抗力も高めるなど様々な効果のある栄養素です。

しかし、水に溶けやすく熱にも弱いという弱点がある為に、野菜ジュースにする事で損失の多い栄養素のひとつです。

 

 

食物繊維

食物繊維には水溶性と不溶性があり、整腸作用や便秘予防、血糖値やコレストロール値の低下など多くの効果があります。

しかし、野菜ジュースを飲みやすくする為に不溶性食物繊維を除去し、また水溶性食物繊維に関しては水に溶けやすい特性がある為、ビタミンＣ同様に野菜ジュースにすると減少してしまう栄養素です。

 

 

市販の野菜ジュース

野菜をしっかり摂る為には、野菜ジュースの活用もひとつの方法です。

野菜ジュースを飲むメリットとデメリットを簡単にまとめてみました！

・野菜ジュースメリット

・野菜ジュースデメリット

 

 

野菜ジュースのメリット

生野菜を摂るよりも手軽に野菜を摂れる事がいちばんのメリットです。

また野菜が苦手な方でも飲みやすいものが多く、バリエーションも豊富です。

常温保存のものが多いのでいつでもどこでも飲む事ができます。

 

 

野菜ジュースのデメリット

製造過程で減少してしまう栄養素があり、また飲みやすくする為に添加されている食品等があるので、飲み過ぎると肥満の原因にもなります。

野菜ジュースに頼り過ぎると、噛む力や健康を害する恐れもあるので注意が必要です。

 

 

栄養満点！野菜ジュースのお手軽レシピ

市販の野菜ジュースは、今やスーパーやコンビニなどいろいろなところで購入する事ができます。

しかし、時には自宅で新鮮な野菜や果物を使った野菜ジュースでリフレッシュしてみるのも良いものです。

ジューサーがおうちにある方はぜひ作ってみて下さい！

・人参とみかんのジュース

・セロリとグレープフルーツのジュース

 

 

人参とみかんのジュース

☆人参　150ｇ（中1本）

☆みかん　450ｇ（4個）

☆はちみつ　大さじ2

人参は皮をむいてすりおろし、みかんは皮付きのまま半分に切って果汁を絞る。

はちみつを加えてジューサーにかけてできあがり。

注）1歳未満のお子様はお召し上がりにならないようにして下さい。

 

 

セロリとグレープフルーツのジュース

☆セロリ　60ｇ（1/2本）

☆グレープフルーツ　300ｇ（1個）

☆塩　少々

セロリは筋を取ってすりおろし、グレープフルーツは皮付きのまま半分に切って果汁を絞る。

塩少々とお好みでガムシロップを適量加えてジューサーにかけてできあがり。

 

 

野菜生活のまとめ

野菜を食べる習慣がある方でも、なかなか1日の推奨量である350ｇを摂る事は難しいですよね。

昼食は皆さんが特に野菜を摂りにくい時間帯なので、そんな時にこそ野菜ジュースで補ってみて下さい。

健康や美容に効果的な野菜の摂取を心掛け、運動も取り入れて健やかな毎日を送っていきましょう。

イートレパーソナルジムで管理栄養士の食事指導を受けてみて、ご自分のペースに合わせた運動を是非、始めてみて下さい！

 

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