身体に水を！サラサラ血液が身体にもたらす効果！~管理栄養士監修~

自分の目でなかなか確認する事のできない血管を通る血液ですが、栄養分の運搬や体の中の循環など、とても重要な役割を担っています。

その血液の循環には水が必要であり、私たちの体の60％が水でできています。

今回は、私たちの血液と水の関係についてお話しましょう。

 

水の役割

私たちの体の約60％が水でできている事から、生きていく上で水が必要不可欠だという事がなんとなく分かりますね。

では具体的に体の中で水はどんな役割を担っているのでしょうか。その役割は大きく3つに分けられます。

・栄養素の運搬

・老廃物の排泄

・体温調節

 

 

栄養素の運搬

血液中の血漿(けっしょう)と呼ばれる液体のほとんどは水で作られています。

その血漿により、酸素や栄養素、ホルモンなどが体の隅々まで運搬されています。

 

 

老廃物の排泄

体内の血液は腎臓を通って綺麗な状態に濾過されています。

この濾過にも多量に水が必要となり、不必要となった老廃物が体外へと排出されています。

 

 

体温調節

水が蒸発する時に熱を使います。

私たちの体温が普段36℃～37℃で保たれるのは、汗をかく事で熱を上手に放出して体温を調節してくれているからなのです。

 

 

血液と水

血液の半分は水でできており、水分が不足すると血液の状態も悪くなります。

しかし、過剰に水を飲んだとしても血液の状態が向上する訳ではなく、正常な状態を保つようにできています。

一般的には血液の状態をこのように示す事が多い様です。

・サラサラ血液

・ドロドロ血液

 

 

サラサラ血液

水分が十分に満たされており、血液を作っている成分のバランスがとれている状態を表現しています。

 

 

ドロドロ血液

血液が高粘度であり不健康な血液の事を表す表現であり、血液がなんらかの原因により血管を通りづらくなる、または中性脂肪や糖分などが過剰に流れている状態を指します。

 

 

サラサラ血液で健康な毎日を！

生活習慣の乱れや様々な原因により引き起こす生活習慣病。

これらの生活習慣病は血管と密接に関係しており、血管の老化と呼ばれる動脈硬化は生活習慣病の原因の代表でもあります。

食生活や運動習慣を見直して、健康の為にも血管の状態を改善していきましょう。

・食事

・運動

 

 

食事

正しい食事の基本は、１日の摂取エネルギーを守りながらバランスの良い食事をよく噛んで食べる事です。

揚げ物や油っこいものはもちろん、パンやご飯、菓子類などの糖質の過剰摂取は中性脂肪や悪玉コレステロールを増やしてしまいます。

野菜や海藻・キノコ類は意識していないとなかなか十分に摂る事ができません。

野菜・きのこ・海藻類は1日350g（両手にたっぷりと3杯分）を目安にしっかり摂りましょう。

また、肉類よりも魚を中心に食べると良いでしょう。

健康な成人の１日の水の必要摂取量は、体重㎏×35mlです。

皆さんの体重当たりの水分量を計算して、水分もしっかり摂りましょう。

1日に必要なエネルギーはどのくらい？

 

 

運動

血液を良い状態に保つ為には運動も必要です。

有酸素運動は心臓や肺の機能を高め、血中の中性脂肪を燃やす効果があります。

有酸素運動によって血液の健康も改善される為、定期的に有酸素運動をしていきましょう。

有酸素運動についてはこちらもご覧ください

 

イートレパーソナルジムでは個人個人に合わせ、無理なく継続する事ができる運動を提案しています。

コロナ禍で密を避ける為のオンラインコースもご用意してありますので、この機会にぜひ利用してみて下さい！

 

 

まとめ

私たちの身体と水は切っても切れない関係です。

水分をしっかり摂る事で栄養素が身体の隅々へと浸透し、老廃物は体外へと排出されます。

血液の循環や体温調整、脂肪燃焼など様々な機能に水が使われる為、水分が不足する事は身体の機能を損なう結果となってしまいます。

自分の身体に必要な水分量を知り、こまめな水分補給を心掛けて、血液の健康はもちろん、あなたの身体を健康へと導いていきましょう。

 

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